サンスクリット語と口伝伝承 

インド占星術

サンスクリット語は、古代インドで誕生した言語です。
日本では、般若心経でギャーティ、ギャーティー、ハーラー、ギャーティというフレーズをお聞きになったことがある方も多いかと存じます。

インドでは昔、専門的な学術書は、全てサンスクリット語の韻文で書かれ、それを暗唱で学んでいたそうです。

学問を目指すエリートたちは、必ず習得しなければならなかったサンスクリット語。

複雑な天文計算や、数表
天文学の気が遠くなるような桁数の多い数字も
単語を当てはめ、作詞し詠われていました。

数字を単語にするというアイデアは、驚きです。
歌のストーリーとして成り立っていないといけないので、とてつもない語彙力とセンスも問われそう。

学問は、師と、その師から選ばれた弟子が 集中し暗唱する。
師弟継承、口伝伝承のスタイルです。
暗唱は、その時、内容が理解できなくても、覚えてしまうことが大切にされていたようです。

そう言えば、音読は、日本の小学校でも取り入れていますね。
声に出して、自分の聞きながらの音読による学習方法は、前頭前野が活性化され、集中力が増すと言われています。

数学、天文学、そして占星術。
宇宙の叡智が引き継がれて、今日私たちがその恩恵を得られる奇跡に、感謝です。














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