インドの元気と、日本

日本とインド

昨年、生まれて初めてのインド旅行で感じたことは、生命力、エネルギー、多種多様、混沌、横の繋がり、調和、人間味です。
色で例えると、インドにはありとあらゆる色が存在している感じで、多様であることが許されている。それに対して日本は、無彩色で、箱からはみ出せない感じがします。
今の日本にはないものを持っている国だと思いました。

下町に住む、学校に行ってないかのようにみえる子どもたちも、かっこよくお揃いの制服を着ている子どもたちも、それぞれ目が鋭く、きらきらと光っていました。与えられた環境は様々ですが、無邪気で、生命力、好奇心、希望に満ちていました。

インド人の添乗員さんが「今、日本は少し元気がないから、日本の子どもたちに修学旅行でインドに来てほしい。」と仰っていました。

年々高くなる日本の子どもたちの自殺率。
ほんとにそうだなと思いました。

インドの独立記念日8月15日は、日本の終戦日8月15日にあたります。
日本は戦争に負けましたが、長い間、植民地化されてきたインドや、東南アジアの国々にとって、同じ有色人種の日本が、白人に植民地化されなかったという歴史的事実が、どれほどの勇気を与えてきたか知れません。(植民地化されていない国は、日本とタイのみ)

トルコでは、日本に助けられた出来事を、小学校の教科書に載せています。小学校の教科書に載るということは、全国民が知っているということです。近年の戦争でも、トルコ政府が、日本人の為ならと、危険な場所に飛行機を向かわせ、現地に残された日本人を助けました。これは一度ではありません。(トルコと日本の友好関係についてはこちら

様々な国の文化、生活、価値観に触れたなら、日本の子どもたちは視野が広がり、前向きになることができ、元々持っていた日本人の困難に立ち向かってコツコツ努力していける力を取り戻し、力強く生きていけるのではないかと思います。

日本の学校で、修学旅行先はインド!っていうところが、現れないかなあと思います。
<修学旅行の目的>
・西洋と東洋の中間に位置するインドの歴史文化と日本との関係。
・多様性に触れ、自分を見つめる時間を持ち、アイデンティティを持つ
・西洋文化社会以外に視野を広げる。
など。
ディズニーランド行くよりいいのではないかしら??

子どもたちが学んでいる英語も使えますね。
日本人の英語の発音について、私たちは時に自己卑下してしまうことがありますが、インド人の独特の英語を聞くと、個性なんだ!って愛せます。
現地で作られたスパイスだけで作られたカレーは健康的で美味しいですし、食の教育にもなります。
インド人の人口が多いのは、健康な食事も関係あると思います!

話はちょっとずれますが、
日本の食料自給率は、カロリーベース)は、1960年の79%から減り続け令和4年は、38%!インドは、100パーセントを超えています。

カナダ266%、オーストラリア200%、アメリカ132%、フランス125%、ドイツ86%、イギリス65%、イタリア60%、スイス51% だそう。





コメント