西洋占星術とインド占星術、時期の読み方の違い

西洋占星術とインド占星術


今、人生のどんな時期に立っているのか、今後どういう流れなのか、それを考える時
西洋占星術とインド占星術では違う見方をします。

まず西洋占星術では、年齢域という考え方があります。

月は0歳から7歳を表す。
水星は学生期を表す。
金星は25歳位までを、
太陽期は35歳位まで
火星期は45歳位まで
木星期は55歳位まで
土星期は・・・といったふうに。

これらは、一人ひとりのホロスコープから割り出したものではなく
人間が、大体この時期に、これらの惑星の影響を受けやすくなり、実体験する可能性の時期を表していると私は考えています。

また、それとは別に、西洋占星術では、プログレス(progress:進捗)という見方もあります。
例えば、今、自分はどの地点にいるか、準備段階なのか、進むべきなのかを、把握したりできます。詳しく見ていく時には、ネイタル(natal:出生図)のホロスコープとトランジット(transit:通過)も併せて考察を重ねます。
よって、これは、パーソナルなデータから割り出す手法になります。

一方、インド占星術で時期を見る方法は、ダシャーと呼ばれます。
個人のホロスコープの月神の位置から計算して割り出します。

月神の位置は、ナクシャトラの名前で表すことができます。
例えば、
1,アシュヴィニ
2,バラニー
3,クリティカ
4,ローヒニ
5,ミリガシラ
6,アルドラ
7,プナルヴァス
8,プシャヤ
9,アシュレーシャ・・中略・・・最後27番目は、レーヴァティです。

27のナクシャトラに一つ一つ当てはめられている惑星神が存在します。
計算で、その人が生後どれくらいの期間その惑星神の影響を受けるかを、まず求めます。

例えば、上の「1,アシュヴィニ」というナクシャトラで生まれた人は、人生はケートゥ期から始まります。
ケートゥ期は7年間ですが、アシュヴィニの後半で生まれた人は、ケートゥ期が1年間しかない場合もあります。つまり1歳になったら、次の金星期20年間が始まるということです。金星期が終われば、太陽期が待っています。

生れた時から、土星期をほぼ19年過ごすということも、もちろんあります。

西洋占星術の年齢域の目線で考えると。
赤ちゃんから土星期って💦
1歳で金星期って💦
という感じも。

こんな風に、西洋占星術の年齢域とは、全く違う読み方をインド占星術では行います。面白いですね!


それぞれの期間はこのくらいです。全部足すと120歳です。

ケートゥ期7年
金星期20年
太陽期6年
月期10年
火星期7年
ラーフ期18年
木星期16年
土星期19年
水星期17年



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