FNNプライムオンラインによると、2024年11月6日水曜、日本時間午後4時半ごろに、トランプ氏がフロリダ州で、米国大統領選挙勝利宣言をしました。
Indian watch ではインドから見た宇宙の様子を観察しホロスコープを作成していますので、ここはインド時間に置き換えます。インド時間では同日午後1時頃になります。(インド時間に直している理由はこちら)
ナクシャトラをはじめ、惑星神の配置を検証し、どんな宇宙のエネルギーが地球に反射していた時間だったのか、何を物語っているのか、探索していきたいと思います。
まず、ナクシャトラは、プールヴァシャーダでした。
火のエレメント、いて座領域で、金星神が守っています。
金星神といっても、プールヴァシャーダは、悟りと解脱の目的を持つ”モクシャ”なので、バラニーや、プールヴァパルグニと違い、色っぽさは少なめです。
プールヴァシャーダのシンボルは、
”手持ちの扇風機”です。
これは、社会的地位の持ち主の派手に装飾を施された、古代の東洋の扇子がイメージです。
”扇子は、自分の力で、熱い状態を冷やすことが出来ます”
これは、困難を乗り越える能力があることを示します。扇ぐことは、本質的に熱に対する攻撃行為と捉えます。逆境や、攻撃的なことが発生しても、忍耐強いと言えます。
”扇子で火を煽ることもできます”
表現力が高く、変化に対応し、性能をより向上させながら、継続させる能力があります。
”扇子で自分を隠すこともできます”
この意味は、事実、情報、気分、個人的な事などを隠す能力を持ち、外界からの熱量や活気を排除できるということです。プールヴァシャーダの繊細さやシャイな部分は、やがて自信を得て、自分の本当のカラーを出します。
勝利宣言の時間帯は、プールヴァシャーダの時間帯を4分割した場合、一番初めの、パダ1と言われる区間でした。
ここは、獅子座の領域で、太陽神が守っています。
よって、パダ1の区間は、プールヴァシャーダの自信と誇りの側面に関係しています。
霊性精神性の衝動が強く、強い倫理観を伴っています。
それらに関係する問題において脚光を浴びる位置です。
次に、アセンダントですが、このFNN報道の時間帯をインド時間に直してホロスコープを作ると、山羊座になります。
この場合、アセンダントはトランプ氏自身と捉えることもできるでしょう。
山羊座のルーラーである土星神は、水瓶座の2室にいます。
先を見据えて動ける実行継続力を持ち、理性で日常の自己コントロールができる状態でしょう。
相手を示す7室には蟹座の火星神
力が出しにくい火星神の状態です。
ハリス氏、民主党、その背後にいる人々、ライバル、相手国、取引相手、等と捉えて良いかと思います。
火星神は、表立って実力行使できないでいる感じがします。
ただし、そこには強い2つのアスペクトが存在し、相手の目線はトランプ氏自身(アセンダントとそのルーラー位置の2室)に向かっています。
太陽神の位置は、天秤座10室です。太陽神らしさが出にくい配置なので、自分の好きには出来ないでしょう。周りとの調整がありそうです。州ごとに独立国家のようなアメリカでの選挙、大変そうです。
3室のラーフ神は魚座です。
行動、努力、駆け引き、取引、これらは彼自身の慣れたやり方で努力し、得ていく力が強い配置です。
一方で、働きすぎや、心労による休みの必要性も考えられます。(射手座12室の月が、双子座の6室にアスペクト)
水星神、金星神、木星神
12室の月神の影響を、直接でありませんが、双子座の6室から間接的に受けている水星神は蠍座11室(火星神がルーラー)に居ます。
金星神と同室です。
5室の牡牛座(金星神がルーラー)の木星神はオポジションで、それら同室の2神と向かい合っています。
表には出ない人々からの評価、保護、援助や、現世的価値ある物(見えるお金、デジタルの見えないお金も含む)の拡大増加があるのかもしれません。しかしながら、投機、ギャンブル的要素が、やや苦手な5室の木星神は、12室の射手座との兼ね合いを鑑みると、一時的に良くとも、不安定と言えそうです。
最後に、まとめてみると、
射手座、金星神、獅子座、太陽神が関係し、勝利宣言にふさわしいナクシャトラ位置でした。
しかしながら、月神は射手座の12室です。この結果が翻る可能性も無きにしも非ずです。
もしくは、トランプ氏自身に肉体的精神的休息が必要と宇宙が教えてくれているのかもしれません。
7室の火星は、トランプ氏が敵と向かい合っている状況を示していると感じます。
ここからは個人的な意見ですが、
トランプ氏は前回の大統領時代、戦争をしませんでした。
(これは、オバマ前大統領と非常に異なる点です。)
この事実は、これからの時代において大変重要なポイントだと私は思います。
トランプ氏が次期大統領となられた際には、世界各地の戦争が収まる方向へとかじ取りがなされるといいなと願います。
さて、来年2025年1月の大統領就任式を終えることによって、初めて次期大統領が決まることになります。
不正選挙や、その他、大きな事件などなく、世界が1月を迎えられることを祈ります。
古典のインド占星術では、トランスサタニアンは使用しませんが、以下に記します。
山羊座アセンダントに冥王星、牡牛座5室木星神と一緒に天王星、魚座3室ラーフ神と一緒に海王星です。
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